墓石(お墓)に刻まれる言葉というのは、一般的に「○○家」と言ったような形や「南無阿弥陀沸」「南妙法蓮華経」と言った宗派によって決められた言葉が刻まれることが多いようです。
また最近では、故人の好きであった言葉やフレーズ、そして家族の「思い」が表現された言葉や文字などが記されるようになりました。
墓石のデザインと同様、棹石の正面に刻む文字も宗教にとらわれない個性化の時代になってきました。ただし、宗教的に向かない文字があったり、文字に規制を設けている霊園もあるため、十分な注意が必要です。
楷書体 | 行書体 | 隷書体 |
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もっとも一般的な書体です。特に指定がない限り、この書体で彫刻することが多い書体です。 | 正面に、大きく彫り込む文字に適しています。戒名のように細かく刻む文字には適していないため、あまりおすすめはできません。 | 昔から多く用いられていた書体で、戒名を刻んでも映えます。基本的に文字は旧字を用いることが多い書体です。 |